ニュース 政治 作成日:2016年4月22日_記事番号:T00063751
米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は22日、ボニー・グレーザー研究員による台湾の政治情勢に関する報告書で、蔡英文次期総統が中国に対し、台湾が独立を追求しない点で説得を試みているとの見方を示した。22日付工商時報などが報じた。
グレーザー氏は「蔡氏は中国に対し、氏が独立を追求しない点を、言葉だけでなく行動でも確信させようと試みている」とする民進党関係者の発言を引用した。
グレーザー氏はまた、中国は中台関係の悪化を覚悟しており、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)と台湾の行政院大陸委員会(陸委会)による意思疎通体制や、双方の窓口機関である中国の海峡両岸関係協会(海協会)と台湾による海峡交流基金会(海基会)による交渉の中断も念頭にあると指摘した。
グレーザー氏は最近中国と台湾を訪れ、台湾では民進党の顧問らと意見交換を行っていた。
これについて民進党の阮昭雄広報担当は「民進党関係者が誰なのかははっきりしない。現状を維持するという蔡英文氏の主張は公の場でもプライベートな場でも一致している」とコメントした。
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