ニュース 家電 作成日:2016年4月25日_記事番号:T00063760
地場家電大手、声宝(サンポ)に対し、鴻海精密工業がシャープ買収を決めたことで同社とシャープの長年にわたる提携関係が影響を受けるのは必至との観測が出ている。これについてサンポグループの陳盛沺総裁は22日、「心配しても仕方なく、自社の競争力強化に務めるまでだ」と語った。鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長と会って、協議の場を持つのかという質問に対してはコメントを避けた。23日付工商時報が報じた。
サンポとシャープは1990年、シャープ製品の受託生産および輸入販売を行う夏宝を折半出資で設立。夏宝の昨年の売上高は20億台湾元(約69億円)だった。また、サンポ傘下のコンプレッサーメーカー、瑞智精密はシャープから4.86%の出資を受けている。陳総裁はシャープの経営者が変わる以上、同社とシャープの提携モデルが変化するのは必然だが、鴻海による買収が正式に決まるシャープの6月の株主総会を経て、状況が明らかになるの待たなければならないと述べた。
陳董事長はまた、鴻海の郭董事長はシャープ買収によって将来家電業界で首位に立つことを考えると予測。低価格製品によって台湾市場で価格破壊を仕掛けるとの見方も示した。
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