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CSCと台塑の航空分野参入、漢翔が協力要請


ニュース 機械 作成日:2016年4月25日_記事番号:T00063766

CSCと台塑の航空分野参入、漢翔が協力要請

 航空機・部品メーカー、漢翔航空工業(AIDC)の廖栄鑫董事長は22日、今後、中国鋼鉄(CSC)からアルミ合金とチタン合金、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)から炭素繊維(カーボンファイバー)の提供を受けつつ、台湾生産の戦闘機のコスト低減に向けて両社に協力を求めていく考えを示した。23日付工商時報が報じた。

 廖董事長は、漢翔は総額690億台湾元(約2,400億円)、契約期間が12年に及ぶ訓練用戦闘機製造プロジェクトを受注しており、現在は「経国号(IDF)」の派生機の開発に取り組んでいると説明。その上でCSCと台塑が域内の航空産業連盟「A-Team4.0」に加盟し、戦闘機向け材料で経験を積めば、将来的に世界的大手航空機メーカーのサプライチェーン入りの可能性が広がると指摘した。

 なおA-Team4.0が3月に発足した際、廖董事長は、今後4年間で台湾航空産業の生産額を昨年の約915億元から2,000億元まで引き上げたいと表明した。