住友電工は22日、子会社の住友電工ツールネット、アライドマテリアルと共同で新北市板橋区に販売会社を設立し、営業を開始したと発表した。自動車、機械関連業界、電子・精密微細加工業界向けに切削・研削工具の販売に取り組む。
販売会社の設立は、機械加工の裾野が広く、電子分野で切削・研削工具のニーズが高まっている台湾産業界の状況に対応すべく決定した。自動車、機械関連業界への販売体制を強化するとともに、電子・精密微細加工業界への拡販を図る。さらに、住友電工ツールネットが取り扱う工具周辺製品、環境装置、消費材も合わせた顧客へのソリューションの提供により、台湾市場での一層のシェア拡大を目指す。
住友電工は、同社グループの切削・研削工具は、一般的な切削加工に幅広く使用される超硬工具イゲタロイ（Ｒ）やＣＢＮおよびダイヤモンドを利用した超精密バイトＵＰＣ（Ｒ）に代表される、超精密加工に使用される工具、ダイヤモンド砥石などの高度な粉末冶金技術、加工技術、表面処理技術が施された製品と説明。自動車をはじめ、鉄鋼、産業機械、航空機、半導体・精密部品などの多くの産業で使用され、台湾でも一定のシェアを持つ。
住友電工グループの切削・研削工具は、自動車をはじめ、鉄鋼、産業機械、航空機、半導体・精密部品などの多くの産業で使用されており、台湾でも一定のシェアを持つ。
