家電大手、声宝（サンポ）は22日、日本のダックス（福岡市）とセントラル浄水器「アノア」の台湾総代理店契約を結んだ。販売価格は２万9,900台湾元（約10万3,000円）。６月初旬に販売を開始する予定で、１年目の販売は5,000～１万台、売上高は１億元を目標にしている。23日付経済日報などが報じた。
握手を交わすサンポの陳董事長（左）とダックスの平崎守社長（右）。陳董事長は、台湾の家電市場は飽和状態のため、新商品を打ち出していく必要があると語った（中央社）
サンポの陳盛沺董事長は、「アノア」は台湾600万世帯の１％が購入すれば６万台の販売が見込め、大きな成長の可能性があるとの見方を示した。「アノア」は、塩素など水道水に含まれる人体に有害な12の物質を除去する効能が、日本の家庭用品品質表示法で定められた検査を通じて認められており、台湾でも販売増に期待がかかる。
