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桃園空港、スマートターミナル整備を延期


ニュース 運輸 作成日:2016年4月25日_記事番号:T00063779

桃園空港、スマートターミナル整備を延期

 桃園国際空港の運営会社、桃園国際機場公司が20億台湾元(約67億円)を投じ、2018年までに整備する予定だったスマートターミナルについて、交通部は年内着工を見送ることを決めた。

 桃園空港では昨年の利用者が延べ3,847万人となり、第1、2ターミナルの設計上の旅客処理能力(3,200万人)を超えたことから、第1ターミナル第1駐車場に年500万人の旅客に対応できるスマートターミナルを増設し、セルフチェックイン機などで混雑緩和を図る計画だった。

 桃園国際機場公司の温永松総経理は、空港内で滑走路やターミナルの移転工事が相次ぎ、スマートターミナルを同時に整備する余力がない上、交通部からも空港敷地内が工事現場だらけとなれば、交通にも影響が出かねないとする指摘があったと説明した。

 桃園空港では毎年5%の旅客増が予想されており、今年は4,042万人、来年には4,244万人の利用が見込まれている。このため、計画中の第3ターミナルが完成するまでは、混雑激化が避けられない見通しだ。