ニュース 運輸 作成日:2016年4月26日_記事番号:T00063804
台湾鉄路(台鉄)東部幹線の花東線で乗車券の買い占めが社会問題化する中、台鉄のウェブサイトでは売り切れとなっている乗車券が、インターネット通販で大量に出回っていることが分かった。26日付自由時報が報じた。
鄭宝清立法委員(民進党)が中国系インターネット通販、淘宝網(タオバオ)を調べたところ、台鉄の乗車券を販売する売り手が30人以上おり、金曜日に桃園から花蓮に向かう「莒光号」の乗車券を容易に入手できたという。乗車券は中国系の勢力に買い占められている疑いが濃厚だ。
台湾鉄路管理局の周永暉局長は「予約には台湾の身分証番号が必要で、大量予約は不自然だ」として、鉄路警察局に捜査を求めたことを明らかにした。
蕭美琴立法委員(民進党)は「交通部は中台間の犯罪取り締まりと司法協力に関する協定に基づき、中国側と連絡を取り、越境犯罪を防止すべきだ」と主張した。
立法院交通委員会には、▽乗車券のダフ屋行為に対する最低罰金を大幅に引き上げる▽乗車券の買い占めに刑事責任を問う──などを内容とした鉄路法改正案が複数提出されている。同委は台鉄に対し、淘宝網で乗車券が流通している問題に関する検討報告と防止策を1カ月以内に提出するよう求める臨時決議を行った。
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