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日月光とSPIL、第2四半期売上高を下方修正


ニュース 電子 作成日:2008年3月26日_記事番号:T00006383

日月光とSPIL、第2四半期売上高を下方修正

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、日月光半導体(ASE)と矽品精密工業(SPIL)は第2四半期、売上高の前期比成長率が事前予測を下回る4~6%にとどまる見通しだ。4月以降、台湾元の対米ドル為替レートが上昇を続け、1ドル30元以下になれば、さらに下方修正される可能性もある。26日付工商時報が伝えた。

 設備業者によると、グラフィックチップのエヌビディアやAMDからのパッケージング発注量は第1四半期と同水準だが、通信関連チップのブロードコムやマーベル、STマイクロエレクトロニクスなどからの発注は、4月から行われる在庫調整のため減少、通常に戻るのは6月以降となる。

 また、ファウンドリー大手2社、台湾積体電路製造(TSMC)と聯華電子(UMC)も、0.18と0.13マイクロメートルの成熟プロセスおよび12インチウエハー工場の90ナノメートルプロセスで価格下落圧力が増しており、第2四半期の売上高は共に前期比3~5%増にとどまる見通しだ。ただし、UMCは携帯電話向けチップの在庫処理を終え、3月下旬からパッケージングの需要が増加、第2四半期は前期比10%増の発注量となる見込みだ。