麗宝集団傘下の福容大飯店（フーロン・ホテルズ・アンド・リゾーツ）は26日、新北市福隆にリゾートホテル「福隆海洋温泉四季酒店」をオープンした。投資額23億台湾元（約79億円）で、台湾で14軒目のホテルとなる。不景気や中国人観光客の減少で観光業界に逆風が吹く中、同社は今後５年以内に台湾全土でさらに７軒のホテルをオープンさせ、チェーンの充実を図る。27日付工商時報が報じた。
福隆海洋温泉四季酒店は全228室で、屋内外プール、ジム、スパなどを設けている。水上結婚式もできる（同社リリースより）
麗宝集団の呉宝田董事長は、今後６月18日に桃園市亀山区に「桃園機場捷運Ａ８館」をオープンし、台中市北区の一中商圏に建設中のホテルは、すでに外観が完成していると述べた。嘉義市で、近隣で最も高い33階建てとなるホテルを建設する計画では、既に建設認可を取得した。この他、台東県三仙台でもホテルを計画している。
呉董事長は、福容大飯店チェーンは依然損益分岐点に達していないと説明しつつ、ホテル投資は最初の５年は赤字となるが、長期的な目線で考え、景気の良し悪しにかかわらず規模を拡大していく必要があると語った。
