ニュース 電子 作成日:2016年4月29日_記事番号:T00063869
液晶パネル大手、友達光電(AUO)が27日発表した第1四半期決算は、連結売上高が前期比14.7%減の711億4,000万台湾元(約2,380億円)、純損失が55億8,000万元で、昨年第4四半期の82億3,900万元からは32.3%改善したものの2四半期連続の赤字となった。1株当たりの純損失は0.57元。ただ、彭双浪(ポール・ポン)董事長は第1四半期が谷底で、第2四半期は好転するとの見方を示した。29日付経済日報などが報じた。
AUOは、第1四半期は例年の非需要期で、顧客が在庫削減に取り組んだ上、パネル価格の下落も続いたと赤字となった理由を説明した。しかし、厳格な在庫管理によって同社の負債比率は17.6%と依然低い水準にあり、財務構造は安定した状態を維持していると強調した。
第1四半期の大型パネルの出荷枚数は2,443万枚で前期比11.5%減、中小型パネルは3,775万枚で13.0%増となった。
彭董事長はまた、3月以降はリオデジャネイロ五輪などのスポーツイベントや中国の労働節連休に向けた在庫積み増し需要によって、市場が底打ち反転した形跡がみられ、第2四半期も需要が継続するとの見方を示した。その上で、同社は曲面テレビ用パネルやフラットベゼルレステレビ用パネルなど、付加価値の高い製品で差別化を進めたいと表明した。
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