アパレル受託生産の如興は28日の董事会で、投資額1,200万米ドルを上限として、カンボジアとミャンマーへの新工場設立を決定した。今年末までの完工、生産開始を目指す。29日付経済日報が報じた。
カンボジアの工場は現地で４基目となり、月産能力は60万件で、すべて米カジュアルブランドのドッカーズ向けに供給する。なお、カンボジアで昨年12月に完成した第３工場は、先週、顧客の米Ｈ＆Ｍによる第１次検査が終わっており、如興は、品質確認を行う第２次検査は順調に進むとの見方を示した。
ミャンマーへは新規進出となる。新工場の月産能力は50万件で、Ｈ＆Ｍの製品を生産する。
カンボジアとミャンマーの新工場が稼働すれば、同社に月間２億台湾元（約６億6,000万円）以上の売り上げをもたらし、来年度の増収に大きく貢献するとみられる。
