ニュース 電子 作成日:2016年5月3日_記事番号:T00063894
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)が29日発表した財務報告によると、第1四半期の粗利益率は前期比0.4ポイント下落、前年同期比9.2ポイント下落し、38.1%で過去最低だった。携帯電話用チップの価格競争、先進通信規格への対応の遅れが原因だ。30日付蘋果日報が報じた。
第1四半期の連結売上高は前期比9.4%減、前年同期比17.6%増の559億500万台湾元(約1,800億円)で、純利益は前期比7%増、前年同期比38.3%減の44億7,300万元だった。
謝清江副董事長は、中国の通信キャリアによるロー~ミドルエンド機種への補助金支給や、インドでの第4世代移動通信システム(4G)LTE対応機種への買い替え増加から、第2四半期売上高は前期比24~32%増えるが、粗利益率は33.5~36.5%まで7四半期連続で下落すると予想した。
謝副董事長は、来年の主力製品、10コアSoC(システム・オン・チップ)「Helio X30」で、LTEカテゴリー10(Cat.10)にやっと対応すると説明した。製造プロセス16ナノメートルを抜かして10ナノプロセスで「Helio X30」を生産するため、今年下半期はハイエンドの新製品がないことを意味し、粗利益率の回復は来年下半期になる見通しだ。
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