ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年5月3日_記事番号:T00063899
ステンレス大手、唐栄鉄工廠は29日、主力の300系熱延、冷延ステンレスの5月台湾域内向け価格を1トン当たり4,000~4,500台湾元(約1万3,200~1万4,800円)値上げすると発表した。値上げ幅は約7%。ニッケルや鉄スクラップなど原材料価格の上昇から、燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)も前日に7.8~8.3%値上げしている。3日付蘋果日報などが報じた。
唐栄の値上げ幅は、▽300系熱延、1トン当たり4,000元▽300系冷延、4,500元▽400系冷延、2,500元──など。
ニッケル国際価格は現在、約9,300~9,400米ドルと、9,000米ドル台で推移している。証券会社は、唐栄は5月の値上げでコストを完全に反映できていないため、6月も値上げする可能性があると予測した。
唐栄は第1四半期純損失が7,335万元で、6四半期連続の赤字だった。証券会社は、値上げのほか、受注が2割増える見通しから、第2四半期は黒字転換が見込めると指摘した。
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