スイス時計協会の統計によると、台湾でのスイス製時計の第１四半期の販売量が前年同期比17.9％減少し、減少幅が世界平均8.9％の２倍近かった。３月は前年同月比30.2％減だった。業界関係者は、訪台中国人観光客の大幅減少が主因と指摘した。29日付中国時報が報じた。
業界関係者によると、スイス製時計の販売減少は、訪台中国人の減少だけでなく、アップルの腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「アップルウオッチ」も理由で、世界でのスイス製時計の販売量も大幅に減少した。
スイス製時計の３月販売量は前年同月比16.1％減で、９カ月連続の減少だった。世界最多の販売地域である香港は第１四半期が31.6％減、３月は37.7％減だった。中国は第１四半期が7.4％減、３月が13.7％減だった。日本は第１四半期が14.2％増と、アジアで唯一成長したが、３月は9.4％減だった。
