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「92共識」で台湾と対話、中国胡主席示す 


ニュース 政治 作成日:2008年3月27日_記事番号:T00006391

「92共識」で台湾と対話、中国胡主席示す 

  
 27日付蘋果日報が新華社の報道として伝えたところによると、胡錦濤中国国家主席は26日ブッシュ米大統領と電話で会談し、その中で中台間の対話について、「『一つの中国、それぞれの解釈』の『1992年の共通認識』に基づいて行うべきだ」という考えを示した。いわゆる「92共識」は国民党の中台関係の基本的立場で、馬英九氏の総統当選を機にこれに歩み寄ろうという意図とみられる。

 胡主席はさらに、「中国大陸と台湾は平和協議を実現して、新たな局面を切り開くべきだ」と指摘。その上で、米国が「一つの中国政策」をとり、台湾独立と台湾の国連加盟の住民投票に反対したことに謝意を表明した。

 胡主席の発言について、国民党大陸事務部の張栄恭主任委員は、「両岸の対話回復は必ず実現する方向だ。馬英九新総統が正式に就任すれば、直ちに行われるだろう」という見通しを示した。