ニュース 社会 作成日:2016年5月3日_記事番号:T00063917
日本の沖ノ鳥島沖海域で台湾漁船が日本の海上保安庁に拿捕(だほ)された問題を受け、台湾海軍は4月末、康定級フリゲート(ラファイエット艦)を同海域での漁船保護のために出港させた。一両日中にも到達する予定だ。2日付蘋果日報が伝えた。
高雄港で出港を待つ「巡護9号」(1日=中央社)
また、行政院海岸巡防署(海巡署)は巡視船「巡護9号」、行政院農業委員会(農委会)漁業署は「2号訓練艦」を1日に、高雄港から同海域に出港させた。5月末までの1カ月間、漁船保護任務に当たる。
同海域では日本側との緊張が高まる恐れがあるが、海巡署は「回避せず、衝突せず、挑発せず」という原則で、漁船の保護に当たる構えだ。海巡署海岸巡防総局の姚洲典局長は「沖ノ鳥島海域では毎年漁船保護活動を1~3回行っており、今年も7~8月に実施を予定していたが、今回の事件を受け、予定を繰り上げた」と説明した。
一方、日本メディアの報道によると、日本の岸田文雄外相は2日、訪問先のバンコクで記者団の質問に答え、台湾側に遺憾の意を伝えたことを明らかにした。岸田外相は「わが国としては国際海洋法上、沖ノ鳥島は島として認められ、排他的経済水域(EEZ)は存在すると考えている」と述べた上で、「台湾側の一方的な独自の主張は受け入れられない」と強調した。
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