ニュース 電子 作成日:2016年5月4日_記事番号:T00063919
アップルが6月にも発表すると観測されている腕時計型ウエアラブル(装着型)端末「アップルウオッチ」の第2世代機種に搭載されるプロセッサー「S2」は当初、サムスン電子が生産を受注するとの観測が出ていたが、業界関係者は、アップルは同プロセッサーで台湾積体電路製造(TSMC)の16ナノメートル製造プロセスを採用して量産することを確定し、今月より生産を開始していると指摘した。4日付工商時報が報じた。
TSMCは4インチスマートフォン新機種「iPhone SE」に搭載される「A9」プロセッサー、9.7インチ・タブレット端末「iPad Pro」の「A9X」プロセッサーも16ナノプロセスで受注しているほか、下半期の発売が見込まれるスマートフォン旗艦機種の「iPhone 7/7 プラス」に搭載される次世代「A10」プロセッサーも既にTSMCが量産を開始していると業界では伝えられている。
さらに最近、アップルがノートパソコン、MacBook向けに開発しているとされる高性能プロセッサーもTSMCが受注するとの見方が浮上。観測が事実とすれば今年アップルが投入する製品向けプロセッサーのほぼ全てをTSMCが手掛けることになる。
このほかTSMCの劉徳音共同執行長は先ごろ、10ナノプロセスの開発状況について来年第2四半期に本格生産を開始するとの見通しを示したが、設備メーカーは年末にも生産を開始する可能性があると指摘した。
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