ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年5月4日_記事番号:T00063925
ステンレス大手、大成不銹鋼工業(TCI)の謝栄坤総経理はこのほど、中国鋼鉄(CSC)をリーダーとし、同業の燁聯鋼鉄(YUSCO)、唐栄鉄工廠、華新麗華(ウォルシン・リーワ)や川中の千興不銹鋼(CSSSC)、遠龍不銹鋼、東盟開発実業など業界大手メーカーから出資を募り、資本金100億~300億台湾元(約330億~990億円)規模の持ち株会社を設立する構想を明らかにした。台湾域内産業の統合を進めることで、価格下落に直面するステンレス事業の収益状況を改善し、業界の年産額を3,000億~5,000億元に引き上げたい考えだ。4日付経済日報が報じた。
謝総経理は、中国メーカーが急速に生産能力を拡大するなど世界のステンレス産業が変化する中、台湾では過去20年間、大きな変革は見られず、時流に取り残されていると指摘して業界統合の意義を強調。また持ち株会社構想については既に政府に説明を行い、好感触が得られたという。
なお市場関係者は同構想について「業界における共通認識形成のほか、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)の同意が課題となる」としながらも「実現すれば台湾のステンレス産業史上で革命的な出来事となる」との見方を示した。
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