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シンモサ、中国企業に鼻炎薬販売権


ニュース 医薬 作成日:2016年5月4日_記事番号:T00063929

シンモサ、中国企業に鼻炎薬販売権

 健喬信元医薬生技(シンモサ・バイオファーマ)は3日、アレルギー性鼻炎用の噴霧薬ブデソニド(商品名・ベソニン=碧適清)の販売権を中国の西蔵海黙尼薬業(チベット自治区ラサ市)に与える契約を結んだ。契約金は4億2,000万台湾元(約13億9,000万円)で、年内に3回分割で受け取る。4日付工商時報が伝えた。

/date/2016/05/04/09synmosa_2.jpg握手を交わす林董事長(右)と藍健華・海黙尼董事長(3日=中央社)

 ベソニンは昨年、中国で5,000万人民元(約8億2,400万円)を売り上げた。契約は中国での医薬品許可証や中国市場での販売権を譲渡する内容。海黙尼は来週にも中国での販売を開始する。

 シンモサの林智暉董事長によると、同社の鼻炎噴霧薬は昨年、台湾、東南アジア、中国で150万本を売り上げた。うち中国は90万本を占めた。現在同社の鼻炎噴霧薬生産能力は年600万本だが、子会社の益得生物科技(インテック・バイオファーム)の新工場が今年第3四半期に完成すれば、生産能力は2,000万本に拡大する。

 シンモサはこれまで自社でベソニンを販売してきたが、販路は沿海部が中心で、販路拡大に苦慮してきた。海黙尼との提携で、販路を内陸部にも拡大していく。