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台鉄駅、エスカレーター事故相次ぐ


ニュース 社会 作成日:2016年5月4日_記事番号:T00063937

台鉄駅、エスカレーター事故相次ぐ

 3日午前10時ごろ、台湾鉄路(台鉄)花蓮駅でエスカレーターが突然逆行する事故があり、8人が負傷した。原因はモーターの歯車が摩耗していたためと判明した。4日付蘋果日報が伝えた。

/date/2016/05/04/18escalator_2.jpg事故を起こした花蓮駅のエスカレーター。立法委員からは台湾全土の全交通機関に調査対象を広げるべきとの意見も出ている(3日=中央社)

 花蓮駅の事故では、上りエスカレーターが突然下がり始め、旅行客が相次いで転倒した。負傷者8人のうち1人は右手を骨折した。

 台鉄によると、事故があったエスカレーターは中国「賽洛瓦」製で、10年以上使用されていたという。中国製のエスカレーターは4駅に34基が設置されているという。

 これに先立ち、台鉄高雄駅でも1日、エスカレーターが逆行し、7人が負傷した。落下した異物が引っかかったのが原因とみられている。

 台鉄は台湾全土28駅にある183基のエスカレーターの総点検を行う構えだ。また、老朽部品の早めの交換、老朽設備の定期的な交換、点検やパトロールの強化、放送による安全呼び掛けなどにも取り組む。