ニュース 社会 作成日:2016年5月4日_記事番号:T00063939
台南市には半年ほど前まで飲料の自動販売機がなかったが、今や10台ほどに増えており、特にミルクティーの自販機には購入のための行列ができるほどの大人気となっている。
ミルクティー「寿奶茶」の販売業者の潘人寿さんはかつて巨額の負債を抱え、飲料の販売で再起を図ろうと考えたが、新たに店を構えるには少なくとも50万台湾元の資本が必要となるため、その半分のコストで済む自販機で販売しようと思い立った。
そして昨年末、試しに日本から自販機1台を調達し、設置してみたところ、予想以上に大当たり。自販機の前に行列ができ、ミルクティーを補充しても1時間以内に売り切れる状況となった。
その後、潘さんは観光スポットの集まる台南市中西区に5台以上、衛民街と西華南街の交差点に2台と相次いで自販機を増設し、販売網を拡大している。
このほか、同市東区のミルクティー販売店「御私蔵奶茶」も店先に自販機を設置したところ、氷抜きや砂糖の量の調整が可能な店内での販売を上回る集客力を発揮。こちらも行列ができる売れ行きを見せている。
こうした人気の背景には、自販機のミルクティーがオリジナリティーあふれるボトル容器で販売されていることがあるようだ。一般に店舗で販売されるミルクティーはプラスチック製のカップに入れられるが、自販機の場合は業者が趣向を凝らした容器を準備することが多く、こうしたボトルを収集する者もいるようだ。
こうした中、男性のムキムキボディーやモアイ像をかたどった容器で有名になったミルクティー専門店「小鮮肉奶茶」(中西区)も自販機設置に乗り出し、話題を集めている。
なおこれら自販機のほとんどは日本から輸入されており、価格は20万~30万元。飲料が150~220本詰められ、操作も簡単で人手をかけずに24時間営業が可能なため、隣の高雄市でも導入する業者が増えているそうだ。
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