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鴻海の次期董事、ロボット専門家など招へいも【表】


ニュース 電子 作成日:2016年5月5日_記事番号:T00063949

鴻海の次期董事、ロボット専門家など招へいも【表】

 5日付経済日報によると、6月22日に株主総会を開催する鴻海精密工業が、当日行われる役員改選で新たな董事(独立董事を含む)候補にゴールドマン・サックスのアジア地区副総裁を務めた宋学仁氏、中国・創新工場(イノベーション・ワークス)創業者の李開復氏、ワクチン製造を手掛ける国光生物科技(アディミューン)の詹啓賢董事長、ロボット工学の専門家の傅立成・台湾大学教授をリストアップしていることが明らかとなった。これについて業界では、鴻海は財務管理を強化するほか、ロボット事業などを今後の経営の主軸に据える方針との見方が出ている。

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 鴻海はこれまで董事の多くを内部の重要幹部から抜てきしてきたが、今回の新董事候補リストについて、同社が外部の専門家の力を借りてグループの革新を進めたいとの考えが読み取れると市場関係者は指摘している。

 なお同日付工商時報によると、鴻海傘下の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)についても、6月に行われる役員改選における次期董事・監事リストが明らかになったが、その中に段行建・現董事長の名前が含まれておらず、同社では今年、董事長の交代が確実な状況となっている。次期董事長には王志超総経理が就任すると予測されている。