ニュース 電子 作成日:2016年5月5日_記事番号:T00063954
水晶デバイス最大手、台湾晶技(TXC)は4日、今年は中台3カ所の工場の生産能力増強などで、設備投資は7億5,000万台湾元(約25億円)に上ると表明した。5日付経済日報が報じた。
林総経理は、今年はカーエレクトロニクス、センサーデバイス、通信製品が成長エンジンと予測した(4日=中央社)
同社は、平鎮工場(桃園市)で、温度補償型水晶発振器(TCXO)、センサーデバイス、パターン化サファイア基板(PSS)の生産能力増強に5億元を投じると説明した。中国浙江省の寧波工場に1億5,000万元、重慶工場には1億元を投じ、それぞれ小型表面実装型(SMD)水晶発振器などの生産能力を増強する。同社は、今年センサーデバイスの売上高構成比は8%、TCXOは12%まで上昇すると予測した。
証券会社は、同社のセンサーデバイス月産能力は第3四半期に800万個まで増え、TCXOは第3四半期に1,500万~1,600万個、年末に2,100万個まで増えると予測した。
同社が発表した第1四半期連結売上高は21億900万元で前期比15.5%減、前年同期比1.2%減だったが、粗利益率は28.9%で前期比3.6ポイント上昇、前年同期比3.9ポイント上昇した。純利益は2億2,600万元で前期比11%減、前年同期比2.3%増だった。林万興総経理は、円高進行、中国の紅色供給網(レッドサプライチェーン)台頭により、台湾の部品メーカーは一定程度の打撃を受けるが、同社は今年、昨年より高い粗利益率が目標だと語った。
証券会社は、同社は昨年末から粗利益率が比較的高いTCXO出荷が伸びていると指摘した。
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