ニュース 電子 作成日:2016年5月5日_記事番号:T00063955
宏達国際電子(HTC)が、バーチャルリアリティー(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」の開発、販売などVR事業を分離し、昨年末に設立した「惟妙科技」(5月2日に「万物科技」に改称)に移管するとの観測が出ている。5日付工商時報が報じた。
HTCは昨年2月に「Vive」を発表した後、VR事業とスマートフォン、ウエアラブル(装着型)端末事業に関わる人材を分離し、それぞれの事業を王雪紅董事長と張嘉臨・財務長兼世界業務総経理が主導する形を取っている。また先ごろ、同社では従業員に対し、VR事業を手掛ける新会社への移籍に関する意向調査が行われたとも伝えられている。
こうした中、HTCの昨年第4四半期の財務諸表によると、昨年8月に設立した100%子会社の「HTC Vive Tech」が同年12月に資本金100万台湾元(約330万円)で惟妙科技を設立。同社の所在地はHTC本社(新北市新店区)の8階で、事業内容は「VR装置の開発、販売」となっている。
またHTCでは経営幹部が子会社や孫会社の董事長に就任することが多いが、惟妙科技では王董事長自らが就任しており、その重要性をうかがわせている。
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