ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

食用油と砂糖価格が上昇、食品業者に打撃


ニュース 食品 作成日:2016年5月5日_記事番号:T00063959

食用油と砂糖価格が上昇、食品業者に打撃

 世界的な大豆、砂糖価格の高騰を受けて、業務用18リットル入りのサラダ油が595台湾元(約2,000円)と前月比7%上昇し、台湾糖業(台糖)の業務用砂糖は1キログラム当たり23.6元と前年同月比21%上昇した。食品メーカーや飲食店にとって打撃となっている。5日付経済日報が報じた。

 食品業界関係者によると、コスト上昇分は今のところ自社で吸収しており、販売価格の引き上げは考えていないが、下半期も原料価格の高騰が続けば、値上げする可能性がある。

 サラダ油価格の上昇は、大豆の主要生産国アルゼンチンで、4月に起きた洪水で3分の1に当たる500万トンが冠水したことが響いた。同国は今年の大豆生産量を年初の予想から15%以上引き下げた。

 砂糖の国際価格は、昨年第4四半期から3割以上上昇した。主要生産国ブラジルで干ばつが起き、生産量が減少したためだ。台糖は、業務用砂糖の今年の値上げ幅を1~2割と予想し、小売り価格は引き上げないと予測した。