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中国人客減少で閑古鳥、貸切バス売却も


ニュース 運輸 作成日:2016年5月6日_記事番号:T00063989

中国人客減少で閑古鳥、貸切バス売却も

 台湾ではこれまで2,500~3,000台の貸切バスが中国人観光客を輸送してきたが、中国人客が約35%減少した結果、1,000台以上が過剰となり、バスの売却を迫られる業者も出始めている。6日付旺報が伝えた。

 台湾租車旅遊集団の徐浩源総経理は「3割程度の減少を見込んでいたが、これほど深刻とは思わなかった。何も悪いことをしていないのに300万~400万人の観光客が突然蒸発してしまった」と嘆き、政府が業界の苦境打開に速やかに取り組むことを求めた。

 貸切バス業界は当初、中国人客の増加を当て込んで、ローンを組んでバスを購入した。徐総経理は「通常1台700万~800万台湾元(約2,300万~2,600万円)のバスを購入する際、7割の500万元程度をローンで賄う。現在客がいない状況ではバスを売却するしかないが、中国人客が来なければ需要がなく、買い手が付かないことが問題だ」と語った。