ニュース 電子 作成日:2016年5月9日_記事番号:T00064002
華碩電脳(ASUS)の施崇棠董事長は、同社が6日、株主向けに発表した報告書の中で、今後5~10年で▽スマート型ウエアラブル(装着型)端末▽バーチャルリアリティー(VR)▽スマート型ロボット▽スマートハウス▽スマートシティー──の5分野に発展が見込め、同社が既に関連投資を展開していることを明らかにした。7日付経済日報などが報じた。
また今年の経営環境について「景気が移ろいやすい」との見方を示し、その中で▽製品設計▽ユーザビリティー▽マーケティング▽コスト管理──で他社を大きく上回ることを目標として掲げた。さらにモノのインターネット(IoT)時代において他社に先んじて適切かつ十全な関連投資を展開し、パソコンおよびモバイル製品市場で地位を固め、経営規模の拡大を目指すと強調した。
なおASUSは、5月31日~6月4日に開催される台北国際電脳展(台北国際コンピューター見本市、コンピューテックス)直前の今月30日に記者会見を行い、スマートフォン「ZenFone3」やノートパソコンの新製品を発表するほか、同社初のロボット製品を登壇させると予想されている。
ZenFone3は6月下旬に出荷を開始すると見込まれる。ロボットについては具体的な発売時期は不明だが、アームのない家庭用パートナー型製品が今年末にも市場に投入されるとみられている。
ただ一方で証券会社は、世界携帯電話市場の成長が頭打ちとなる中、ASUSの携帯電話事業は、アップルの最新4インチスマホ「iPhone SE」との競争に影響を受けているほか、新興市場におけるマーケティング費用の大幅な増加により第2四半期は過去6四半期で初の赤字に陥るとの見通しを示している。
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