ニュース 金融 作成日:2016年5月9日_記事番号:T00064013
富邦産物保険、旺旺友聯産物保険(ユニオン・インシュアランス)、明台産物保険など各損害保険社が保険料の値上げを行い、死亡・高度障害時の保険金額が100万台湾元(約330万円)の保険では、年間保険料が当初の1,200~1,500元から1,500~2,000元に上昇し、最大で40%の値上がりとなった。9日付経済日報が伝えた。
保険料値上げの背景には、保険金請求時に領収書の正本ではなく、控えや写しでも請求が可能なため、複数の保険会社と契約し、保険金を多重受給する契約者が後を絶たないことがある。多重受給は傷害保険の採算悪化につながっている。
業界関係者は「保険金請求時に領収書正本に基づく実費支給の原則が定着していないことが一因だ」と指摘した。
金融監督管理委員会(金管会)関係者は「医療保険は領収書正本による実費支給が大原則だが、契約者の権利保護の観点から例外があるのは事実だ」と述べ、現時点で抜け道があることを認めた。
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