ニュース 政治 作成日:2016年5月9日_記事番号:T00064019
世界保健機関(WHO)の年次総会に当たる世界保健総会(WHA)が蔡英文新政権の発足直後の23日からスイス・ジュネーブで開かれ、台湾からは林奏延・次期衛生福利部長が出席することが固まった。9日付聯合報が伝えた。
WHOが招待状で触れた「一つの中国」の原則について質問を受けた蔡英文次期総統(中)は、笑って答えなかった(7日=中央社)
新政権で行政院報道官に内定している童振源氏は8日、林氏が22日に現地入りし、25日に演説を行う予定であることを明らかにした。
WHO事務局は台湾をWHAに招くに当たり、中華人民共和国が中国の唯一の合法的代表だとする国連2758号決議と「一つの中国」の原則に触れているが、台湾はWHAへの出席意向を示すと同時に、WHOに抗議を行う構えだ。
童次期報道官は▽健康は基本的人権、普遍的価値観であり、いかなる政治的枠組みによっても制限されるべきではない▽国連2758号決議に基づく「一つの中国」原則は、台湾のWHA出席とは無関係だ──などとする基本的立場を表明した。
WHOからの招待状には、「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」という呼称が使用され、宛先は蒋丙煌・現衛生福利部長となっているという。
一方、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光報道官は「台湾が国際組織での活動に参加する問題では、一つの中国の原則に基づき、両岸(中台)交渉で情理に合った対応を取るという大陸(中国)の立場は一貫している」と強調した。
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