ニュース 電子 作成日:2016年5月10日_記事番号:T00064029
ノートパソコン受託生産大手3社が9日発表した4月売上高は前月比7~33%減少した。ノートPC顧客がここ1~2年、四半期末に在庫を積み上げるため、受託メーカーは四半期初めの売上高が落ちる傾向がある。10日付工商時報などが報じた。
仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の4月連結売上高は前月比33.5%減、前年同月比24.9%減の463億600万台湾元(約1,550億円)で、過去3年2カ月で最低だった。ノートPC出荷台数は前月比45%減の190万台で、2009年2月以降で最低だった。一方、ノートPC以外は好調だった。アップルのiPad miniを独占受注しているほか、アマゾン・ドット・コムのタブレット端末、中国の楽視網信息技術(Letv)のスマートフォン「Le 2」の出荷が貢献し、ノートPC以外が同社売上高の30%を超えた。
英業達(インベンテック)の4月の連結売上高は339億3,600万元で前月比6.98%減、前年同月比9.4%増だった。ノートPC出荷台数は120万台で前月比30%減少した。同社は、4月は非需要期だが、PC、サーバー、モバイル端末、太陽電池の第2四半期出荷は、前期から横ばいか小幅成長を見込む。
緯創資通(ウィストロン)の4月連結売上高は444億4,600万元で前月比16.4%減、前年同月比5.42%減だった。ノートPC出荷台数は120万台で前月比25%減少した。同社は、4月は予想通りで、第2四半期は前期比5~10%増を予測。通年の出荷は前年比5%増を見込んだ。
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