ニュース 電子 作成日:2016年5月10日_記事番号:T00064034
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)が9日発表した第1四半期の純損失は26億台湾元(約87億円)だった。桃園工場の売却益21億元があり、前期比で8億元縮小したものの、4四半期連続での赤字となった。10日付蘋果日報などが報じた。
第1四半期の連結売上高は前期比42.44%減、前年同期比64.31%減の148億2,000万元。粗利益率は前期比4.5ポイント下落の9.4%で、上場以来の最低だった。営業損失は48億元に上った。
張嘉臨・財務長兼世界業務総経理は、4月より新旗艦機種「HTC M10」の出荷が始まり、反応もまずまずで、第3四半期はスマホ業務で損益均衡を目指すと語った。
一方、華南証券投資顧問の儲祥生董事長は、「HTC M10」の販売状況は最大市場の中国でも良くなく、第3四半期、通年とも黒字転換の可能性は低いと予測した。バーチャルリアリティ(VR)対応ヘットマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」については、VR市場もスマホ同様し烈な競争が予想され、再起をかけるのは困難と指摘した。
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