ニュース 商業・サービス 作成日:2016年5月10日_記事番号:T00064040
台湾の婦人靴市場が今年第1四半期に過去最大水準となる2桁のマイナス成長を記録した中、百貨店の売り場では母の日セール以降、大幅な割引を実施しているほか、間もなく迎える初夏セールでも「買一送一」(1点購入で2点目無料)キャンペーンを実施して第2四半期の業績底上げを図る機運が強まっている。10日付工商時報が報じた。
業界関係者によると、台湾全土で最も高い業績を上げる売り場、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)台北店忠孝館および台北店復興館の婦人靴売り場でも、第1四半期はそれぞれ7~8%、3~4%のマイナス成長に陥った。さらに母の日に大幅な値引きセールを実施したにもかかわらず、業績は横ばいを維持するのがやっとの状況で、そごうの呉素吟副総経理は、初夏セールでも引き続き革靴やキャンバスシューズを中心に特売を実施すると語った。
婦人靴販売の低迷について百貨店業界では、ジョギングブームを受けてスポーツシューズやカジュアルシューズの需要が高まっていることによって打撃を受けているほか、ファストファッションが流行し、3,000~4,000台湾元(約1万~1万3,000円)の婦人靴の価格競争力が低下していると分析している。
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