ニュース 金融 作成日:2016年5月10日_記事番号:T00064041
台新金融控股(台新金)による彰化商業銀行の合併の行方を左右する6月の役員改選で、彰化銀の株式約9%を保有する大株主、龍巌集団が台新金を支持する意向を固めたもようだ。10日付工商時報が消息筋の話として伝えた。
消息筋によれば、龍巌集団が民進党新政権の発足後、政府に彰化銀の株式追加取得を申請する意向であるほか、龍巌集団の李世聡董事長は台新金の呉東亮董事長と協力することで、両者の間で「暗黙の了解」が既に出来上がっているという。
彰化銀に対する持ち株比率は台新金が22.5%、政府系株主が19.12%で、龍巌集団が台新金と政府系株主のどちらを支持するかで、経営権の行方が決まる。龍巌集団が台新金を支持すれば、台新金は政府系株主から彰化銀の経営権を取り戻すことになる。
李董事長は昨年末の時点で、金融監督管理委員会(金管会)に対し、龍巌集団と関連企業による彰化銀への持ち株比率を15%まで引き上げることを求めたが、金管会が議決権の放棄などの条件を付け、李董事長が同意しなかったため、認可は下りていない。龍巌集団は民進党政権の発足後に改めて金管会に申請を行う構えとされる。
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