９日までに発表された金融持ち株会社13社の１～４月純利益は合計664億3,700万台湾元（約2,220億円）と前年同期比41.65％減少した。４月純利益は合計161億1,900万元だった。昨年下半期からの市場低迷を反映した。10日付工商時報などが報じた。
１～４月純利益は、生命保険会社が主力の金融持ち株会社は落ち込んだが、銀行が主力の金融持ち株会社は前年同期より良かった。
１～４月純利益が大きく減少したのは富邦金融控股で、前年同期比65.11％減の109億6,000万元だった。４月純利益は21億9,000万元。続く国泰金融控股（キャセイ・フィナンシャル・ホールディングス）の１～４月純利益は59.37％減の99億3,000万元で、４月純利益は15億9,000万元だった。傘下の生命保険会社、国泰人寿保険（キャセイライフ）の初年度保険料収入（ＦＹＰ）が268億元に上り、責任準備金の積み立てが純利益に響いた。日盛金融控股は１～４月純利益が44.9％減の４億2,100万元、４月は１億400万元だった。新光金融控股は１～４月純損失が18億6,400万元、４月純利益が７億元だった。
一方、国票金融控股（ウオーターランド・フィナンシャル・ホールディング）の１～４月純利益は前年同期比35.4％増の７億9,900万元。４月は１億4,500万元だった。続いて玉山金融控股（Ｅサン・フィナンシャル・ホールディング）は13.37％増の49億2,800万元。４月は12億2,800万元だった。合作金庫金融控股は12.34％増の43億8,800万元で、４月は11億4,800万元だった。
