ニュース その他分野 作成日:2016年5月10日_記事番号:T00064043
林全・次期行政院長は9日、三立テレビの番組に出演し、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加問題について、「利益と損失のバランスが取れない」と述べ、加入に消極的な姿勢を示した。10日付自由時報が伝えた。
林氏は「台湾としては、いかなる投資機会も放棄しないが、政治的に損害を受けてはならないことが前提だ。AIIB参加は経済的には利益があっても、利益と損失のバランスが取れず加入に値しないのではないか」と述べ、参加検討に当たっては、政治面と経済面の要素を同時に考慮すべきだとの認識を示した。
林氏はまた、台湾経済が中国に圧倒されるのではないかとの懸念について、「台湾の経済的競争力を維持さえすれば、(中国の)紅色供給網(レッドサプライチェーン)を過度に心配する必要はない」と述べた。
一方、林氏は工商時報のインタビューで、新政府の経済政策について問われたのに対し、「短期的な対策では急場をしのぐだけで効果が限られる。長期対策と組み合わせ、構造改革で競争力を高める必要がある」と述べ、「革新」「就業」「分配」という3本の柱を永続的経済発展の重点として挙げた。
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