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愛文マンゴー価格63%上昇、過去10年の最高値に


ニュース 農林水産 作成日:2016年5月10日_記事番号:T00064044

愛文マンゴー価格63%上昇、過去10年の最高値に

 行政院農業委員会(農委会)農糧署の統計によると、愛文マンゴーの卸売価格が1キログラム当たり113.9台湾元(約380円)と前年同期比63%上昇、金煌マンゴーが78.7元と56%上昇し、過去10年の最高値となった。観光地のマンゴーかき氷店も1杯当たり10元値上げなどで対応している。10日付蘋果日報が報じた。

/date/2016/05/10/14mango_2.jpg屏東県の枋山農会(農協)ブランドマンゴーは1キロ500元で販売している(9日=中央社)

 農糧署によると、マンゴー開花期の寒波到来や長雨の影響で、屏東県、高雄市で収穫量が3~4割減少。例年5~7月の収穫期を今年は6~7月に延期する。台南市では、現段階でまだ実が小さく、収穫量は5割減少する予想だ。

 卸売価格の上昇を受けて、台北市東門市場のある果物屋の店主は、今年のマンゴー販売価格は昨年の2倍で、売れ行きが悪いと語った。

 台北市内のかき氷店「台一牛乳大王」は、昨年120元に値下げしたマンゴーかき氷価格を1杯当たり130元に戻した。永康街の「芒果皇帝(マンゴーキング)」は190元、「西門町芒果冰」は210元に10元値上げした。台中市の「芒果好冰」はマンゴーかき氷の販売を始めているものの、毎日提供できるか分からないと説明した。「龍川冰菓室」は販売開始時期を6~7月に遅らせる。

 昨秋からの天候不順により、マンゴーのほか、ライチや龍眼も収穫量が減少し、価格上昇が予測されている。