ニュース 社会 作成日:2016年5月10日_記事番号:T00064049
台湾鉄路(台鉄)の乗客から絶大な人気を誇り、売り切れで手に入らないことも多い駅弁「台鉄弁当」が車内で確実に食べられるようになった。台鉄はきょう(10日)、インターネット上で乗車券を購入する際、同時に台鉄弁当も予約することができるサービスを開始した。
初日の10日は午前10時30分までに79人の予約があった(10日=中央社)
台鉄が新たに提供を開始したサービスは、ネット予約システムを通じて乗車日の前日午後5時までに指定席乗車券を購入する場合、80台湾元の「排骨(豚スペアリブ)弁当」か「素食(菜食)弁当」を合わせて予約することができるというもの。
購入者は出発日に乗車駅の窓口で乗車券とともに弁当券を受け取り、乗車する車両の座席で乗務員から予約した台鉄弁当が手渡される。なお購入できる弁当は乗車券1枚に付き1個、予約した便以外で弁当券を単独で使用することはできない。
台鉄弁当は1日に2万3,000~2万6,000個が売れるそうだが、交通部台湾鉄路管理局(台鉄局)によると、需要の変動が大きく、多くの乗客から弁当が手に入らなかったという声が聞かれる一方で、一部の便では売れ残りが出るという。このため乗客の需要を確実に把握し、資源の浪費を抑えるべく今回のサービス導入を決めたそうだ。
ただ同サービスが利用できるのは当面、樹林~台東間の計8便のみとなっている。乗客からは「不公平だ。全ての指定席乗車券で利用できるようにしてほしい」との声も上がっている。
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