ニュース 電子 作成日:2016年5月11日_記事番号:T00064055
台湾の中小型パネルメーカー、統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)の元総経理で2012年に中国で上海和輝光電(エバーディスプレイ・オプトロニクス)を創業し、董事総経理を務めていた朱克泰氏がこのほど同社を離職したほか、友達光電(AUO)の元幹部で中国TCL集団傘下のパネルメーカー、深圳市華星光電技術(CSOT)に移籍して研究開発(R&D)副総経理を務めていた連水池氏も同社を既に離職していたことが明らかとなった。11日付電子時報が報じた。
朱氏は和輝光電在籍中、中国初のアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネル生産ラインを設置するなどの功績を残したが、市場で同パネルの需要が高まっている現時点での離職のため、業界で高い注目を集めている。なお和輝光電は朱氏の離職について「健康上の理由」と説明している。
一方、連氏はCSOTへ移籍した後、AUOから技術に関する機密を漏えいしたとして訴えられていたが、現在は既にCSOTを離れ、顧問としての名を残すのみとなっている。
近年、中国の液晶パネルメーカーが台湾や韓国の人材を引き抜くケースが相次いだが、中国メーカーが世界市場で安定した地位を確立した現在、台湾人幹部が離職するケースが出始めているようだ。
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