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中国旺旺が香港上場、中国食品最大手を目指す


ニュース 食品 作成日:2008年3月27日_記事番号:T00006408

中国旺旺が香港上場、中国食品最大手を目指す

 
  食品大手旺旺集団の香港持ち株会社、中国旺旺控股が26日、香港株式市場に正式に上場した。調達する資金の総額は81億香港ドル(約1,031億円)で、台湾系企業の香港における新規株式公開(IPO)としては最大規模となる。27日付経済日報が報じた。

 蔡衍明旺旺集団董事長は、「中国市場は米国の4倍の消費人口を持ち、中国で1,000億人民元(1兆4,000億円)まで売上高を伸ばすことが可能とみている。中国市場でトップになれば、すなわち世界最大手ということになる」と抱負を語った。

 蔡董事長また、馬英九氏の総統当選について「台湾人の期待に沿った結果であり、台湾の未来は『馬親分』の肩にかかっている」と期待の大きさを語った。

 同社株価の26日終値は2.92香港ドルで、公募価格の3香港ドルを2.7%下回った。しかし、中国旺旺のシンガポールでの昨年の上場廃止および香港上場に協力したプライスウォーターハウスクーパースの柯鎮洪会計士によると、シンガポールから香港へ市場を変えたことにより、医療、不動産などの非核心事業を含めていないにもかかわらず、同社の市場価値は26億米ドルから56億米ドルへと上昇した。