ニュース 電子 作成日:2016年5月12日_記事番号:T00064087
液晶パネル大手、友達光電(AUO)では昨年、健康上の問題を理由に退任した元董事長の李焜耀氏が、再びグループ企業のオフィスに出社しているとの観測が伝えられている。健康状態も良好とされ、同業大手の群創光電(イノラックス)に加え、シャープを傘下に加えた鴻海科技集団(フォックスコン)に対抗すべく、本格的な業務復帰に向けた準備に入っているもようだ。李氏に近い人物の話を基に12日付経済日報が報じた。
サプライチェーン関係者によると、李氏の復帰後、最初の仕事は先ごろ発表された傘下のIC設計業2社、瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)と達宙科技の合併計画となるとされる。
観測に対しAUOは「李氏は現在も当社の董事であり、6月の役員改選でも候補者となっている」と説明した上で、「引退や復帰という問題は存在しない」と強調した。
なお生産能力ではシャープとイノラックスに太刀打ちできず、さらに中国のパネルメーカーも一貫して拡充を続ける中、李氏の後任となった彭双浪(ポール・ポン)現董事長は価格競争を避けるため、早くから「模倣できないこと」「価値を創造すること」に主眼を起き、製品単価の引き上げに取り組んでいる。
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