鴻海科技集団（フォックスコン）が、2018年までにチェコに60億チェココルナ（約275億円）を投資して、欧州最大のスマートフォン修理センターの設置を計画している。スマホの修理時間１日以内で欧州最短、サービス項目では最多をうたう。同社はアップルの主要パートナーであるため、これまでスマホ関連ビジネスを積極的に推進してこなかったが、今回、アフターサービス市場の強化によってスマホ事業の拡大を図ることにした。12日付経済日報が報じた。
修理センターでは、ミドルエンドのスマホやアップル「iPhone」を対象に、１日以内での修理を目指す。欧州だけでなく中東やアフリカの市場も視野に入れる。鴻海のチェコ責任者によると、欧州市場ではスマホの修理に時間がかかるため、スピーディーに修理することで商機が期待できるという。
郭台銘（テリー・ゴウ）董事長は昨年、グループが唯一欧州に構えるチェコの研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターを訪れ、チェコ政府と今後の協力項目について覚書を締結していた。
