ニュース 社会 作成日:2016年5月12日_記事番号:T00064106
今年3月上旬に新北市石門区の海岸線から250メートルの地点で徳翔海運のコンテナ船「徳翔台北号」(1万5,487トン)が座礁し、毒性を含む化学物質を流出させて周辺海域を汚染した問題で11日、立法院社会福利・衛生環境委員会で今後の対策について討論が行われ、船体の撤去には3カ月以上かかるという見通しが行政院環境保護署(環保署)と交通部から示された。自由時報電子版が同日報じた。
座礁したままの徳翔台北号。撤去には困難も予想される(11日=中央社)
これに対し、時代力量の洪慈庸立法委員から「台風シーズンの到来に間に合わない」と懸念が示されたが、林昌輝・交通部航港局副局長は「海外でも大型船の撤去には1~2年かけている。交通部は早期撤去を絶えず促している」と答弁し、理解を求めた。
なお、新北市北部の海岸では汚染被害の処理作業が8日終了した。同市農業局は、漁船40隻や漁具などの被害額を現段階で約300万台湾元(約1,000万円)と見積もっており、6月末までに徳翔海運に賠償を求める考えだ。
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