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フィリップスが出荷目標下方修正か、台湾メーカーに影響も


ニュース 家電 作成日:2008年3月27日_記事番号:T00006411

フィリップスが出荷目標下方修正か、台湾メーカーに影響も

 
 フィリップスが今年の液晶テレビの目標出荷台数を、1,400万台から1,200万台に下方修正するとの観測が出ており、友達光電(AUO)や奇美電子(CMO)などサプライヤーに対する影響が懸念されている。27日付工商時報が伝えた。
 
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 フィリップスは昨年第4四半期、液晶テレビ事業のEBITDA(税引前・利払い前・償却前利益)が約6.7%と他の事業を下回ったため、今年は市場シェア拡大戦略から利益重視に方針転換し、単価が安く粗利益率の低い製品は生産を中止して、EBITDA10%以上を目指すとされる。

 昨年フィリップスは約850万台の液晶テレビを出荷し、パネルを韓国LGディスプレイ(LGD)から45%調達したほか、友達や奇美電からもそれぞれ30%、17%(計430万枚)を調達した。当初、今年は台湾から約600万枚のパネルを調達すると予測されていたが、発注量を縮小して在庫処理に取り組むとみられる。また、組み立ては冠捷科技(TPVテクノロジー)や中国の捷普科技(ジャビル・サーキット)などに委託している。