ニュース 自動車・二輪車 作成日:2016年5月13日_記事番号:T00064120
日産自動車が12日、三菱自動車工業の34%の株を取得して事実上傘下に収める方針を発表したことを受けて、台湾で日産車と三菱車双方の生産・販売を手掛ける裕隆集団は同日、「両社の契約内容が分からないのでコメントできない」と表明した。一方、業界関係者は、ルノー日産グループの豊富なラインアップから新たな車種を導入したり、研究開発(R&D)リソースの提供を受けることなどが考えられ、中長期的に裕隆集団にメリットをもたらすと分析した。台湾で今後、生産・販売のリソース統合が行われる可能性も指摘されている。13日付工商時報が報じた。
裕隆集団は、日産と合弁の裕隆日産汽車、三菱自と合弁の中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)を傘下に持ち、裕隆日産への日産からの出資比率は40%、中華汽車への三菱自からの出資比率は26%となっている。裕隆集団、裕隆日産、中華汽車はいずれも今回の発表について、事前連絡はなく、報道で初めて知ったと説明した。
なお、裕隆集団は、台湾における日産車と三菱車の販売モデルは、現段階で変更はないと説明した。
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