ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台北ドーム建設、解約なら検討=中信金


ニュース 建設 作成日:2016年5月13日_記事番号:T00064128

台北ドーム建設、解約なら検討=中信金

 金融持ち株会社大手、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の呉一揆総経理は12日、台北市の松山たばこ工場跡地での台北文化体育園区(通称・台北ドーム)建設工事について、台北市政府と遠雄企業団(ファーグローリー・グループ)が正式に契約を解除すれば、初めて建設を引き継ぐか否かを検討すると述べ、同社として初めてこの問題への見解を明らかにした。13日付工商時報などが報じた。

 中信金は2013年にプロ野球球団「兄弟エレファンツ」を買収しており、台北市に自前の球場を持つことを希望しているとみられている。子会社の台湾人寿保険の資産額は1兆1,000億台湾元(約3兆7,000億円)に達しており、自社による投資であれ、BOT(建設・運営・譲渡)であれ、資金力に問題はない。

 呉総経理は一方、5月20日からの新政権に対しては、両岸(中台)関係の安定を望むと語った。同社は、日本のほか、タイ、インドネシア、フィリピンなど東南アジア展開を優先するが、中国市場は無視できないと話した。

 中信金が同日発表した第1四半期の純利益は65億6,000万台湾元(約220億円)で、自己資本利益率(ROE)は9.31%、総資産利益率(ROA)は0.57%、1株当たり純利益(EPS)は0.36元だった。