ニュース 電子 作成日:2016年5月16日_記事番号:T00064143
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)はこのほど、同業の矽品精密工業(SPIL)買収に向け、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)に企業結合審査を再申請する考えを表明した。16日付経済日報が報じた。
ASEは昨年末より、SPILの買収に向け、持ち株比率を従来の24.99%から49.71%に引き上げるべく第2次株式公開買付(TOB)を実施した。TOB成立には企業結合に対する公平会の同意が必要だったが、これが得られないままTOB期限の3月17日を迎えたことから、公平会は審査を中止し、両社の結合の是非については判断を保留している。
こうした中、ASEは「新政権が目指す産業統合の方針は、当社によるSPILの統合に考え方が近い」と指摘。公平会が審査を再開すれば、同意が得られる可能性は高いとの見方を示した。
なおASEは、公平会が審査を中止した直後に、137億1,200万台湾元(約457億円)でSPIL株の買い増しを進め、持ち株比率を33.28%に高めている。
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