有力求人情報サイト「104人力銀行」によると、新卒者に対するハイテク業界の求人数は、５月時点でソフトウエア・ネットワーク関連（２万308人）が最多で、以下、電信・通信関連（１万3,370人）、半導体（１万3,020人）、コンピューター・消費性電子機器製造（１万554人）などの順であることが分かった。
また、前年同月と比較した求人数の伸び率は、電信・通信関連（105.44％）が最高で、ソフトウエア・ネットワーク関連（25.3％）、電子部品関連（20.62％）の順だった。半導体、光電・光学関連は求人が減少した。
ハイテク業界の新卒求人数は全体で７万4,000人となり、前年（６万3,000人）を17％上回った。同社はまったく社会人経験がないか、社会人になって１年未満の者を「新卒者」と定義付け、統計をまとめている。
電信・通信関連の伸びは第４世代（４Ｇ）移動通信顧客の大幅な伸びと関係しているとみられる。特に台湾之星移動電信（台湾スターテレコム）による500人の採用計画が目を引く。
一方、新卒者の応募業種上位は、半導体（40.52％）がトップで、前年（33.58％）を上回った。２位のソフトウエア・ネットワーク関連（22.14％）も、前年（21.32％）を小幅ながら上回った。３位はコンピューター・消費性電子機器製造（13.95％）で、前年（17.23％）を下回った。
