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上場企業のQ1純利益、過去3年で最低【図】


ニュース その他分野 作成日:2016年5月17日_記事番号:T00064180

上場企業のQ1純利益、過去3年で最低【図】

 株式上場・店頭公開企業の第1四半期業績が出そろい、全社合計の純利益は3,493億台湾元(約1兆1,700億円)と前期比9%減、前年同期比25.93%減で、過去12四半期で最低だった。前期比、前年同期比の減益は3四半期連続。17日付経済日報などが報じた。

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 儲祥生・華南証券投資顧問董事長は、第1四半期に台湾元高が2.7%進み、電子製品の受託生産メーカーで為替差損が生じたことが減益の主因だと指摘した。

 台新証券投資顧問(台新投顧、TSIA)の統計によると、第1四半期は優良50銘柄のうち▽友達光電(AUO)▽群創光電(イノラックス)▽華亜科技(イノテラ・メモリーズ)──は赤字だった。▽中国鋼鉄(CSC)▽聯華電子(UMC)▽亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)▽台湾水泥(台湾セメント、台泥)▽富邦金融控股▽国泰金融控股▽中華開発金融控股(開発金)──などは前年同期比50~90%の減益だった。

 一方、黄文清・台新投顧研究部協理は、石化、ゴム、電器、食品などの業績は好調で、中でも台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)の第1四半期純利益は前年同期の9倍以上、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は4倍以上と指摘した。