ニュース 社会 作成日:2016年5月17日_記事番号:T00064187
台南市で30年以上にわたりクリーニング店を経営していた夫婦が相次いで白血病で死亡した事に対し、ドライクリーニングで使用する洗剤が病気に関係しているとの見方が浮上している。17日付聯合報が報じた。
問題となっているクリーニング店経営者夫婦は、夫が50歳を過ぎたころに白血病で死亡。約6年後に妻も同じ病に罹患(りかん)し、半年ほど前に亡くなった。医師は罹患原因は遺伝的なものではなく、環境的な要因によるものとの見解を示しており、長期にわたり洗剤を扱ったことが原因ではないかとの疑いが出ている。
台北栄民総医院・臨床毒物・職業医学科の楊振昌主任は、ドライクリーニング店ではかつてテトラクロロエチレンを溶剤として使用していたが、同物質は国際がん研究機関(IARC)によって「2A」(ヒトに対する発がん性が恐らくある)グループの発がん性物質にリストアップされていると指摘。環境保護署(環保署)は、テトラクロロエチレンは既に公告5年後に使用を禁止する方針で、できるだけ早い公告を目指し、業界関係者などと議論を進めると説明した。
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