ＵＳＢコントローラーＩＣの創惟科技（ジェネシス・ロジック）は第１四半期、予想を下回る業績となったが、新たな市場の開拓を積極的に進めており、17日にはスマートバジェット機能を搭載したＵＳＢ充電ポートコントローラー、およびType-C規格をサポートし、クアルコム、聯発科技（メディアテック）、サムスン電子、アップルを含む主要７プラットフォームに対応したＵＳＢ充電ポートコントローラーを発表した。18日付工商時報が報じた。
創惟科技は第１四半期、パソコンおよびゲーム機市場の需要低迷に影響を受け、同期連結売上高が前期比13.2％減の４億900万台湾元（約13億7,000万円）にとどまった。ただ一方でファウンドリーおよびパッケージング・テスティング（封止・検査）委託価格が抑えられたことで同期の平均粗利益率は同2.5ポイント上昇し、49.9％と予想を上回った。４月の連結売上高は１億4,500万元だった。
今後はＰＣおよび周辺機器市場が需要期を迎えることから、証券会社は同社の売上高について、５月以降は回復に向かうとの見方を示している。
